Japanese
TitleI 心不全患者においてICDによるショック治療が予後へ与える影響
Subtitle文献紹介
Authors岩本譲太郎
Authors(kana)
Organization群馬県立心臓血管センター
Journal循環制御
Volume29
Number3
Page273-273
Year/Month2008/12
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract<背景>致死性不整脈に対する一次予防として除細動器を移植された心不全患者は経過中にICDによるショック治療を受けると考えられるが, そのような患者のICD作動後の長期予後についての情報は少ない. <方法>無作為に選択された心不全患者829名中811名にICD移植を行った. 心室頻拍ないし心室細動に対するICDショック治療を適切作動とし, 他の原因によるICDショック治療はすべて不適切作動とした. <結果>平均45.5ヵ月の観察期間中に269名の患者(33.2%)にICDによるショック治療が行われたが, そのうち128名のみが心室頻拍ないし心室細動による作動であった. 87名は他の原因による作動, 54名は心室頻拍ないし心室細動による作動と他の原因による作動の両方による作動を認めた. 適切なショック治療は, 不適切なショックを受けた場合と比較して死亡リスクを著明に上昇させていた(ハザード比:1.98).
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

【全文PDF】