Japanese | |
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Title | II 早期再分極を伴う突然の心停止について |
Subtitle | 文献紹介 |
Authors | 野々木宏 |
Authors(kana) | |
Organization | 国立循環器病センター心臓血管内科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 29 |
Number | 3 |
Page | 275-276 |
Year/Month | 2008/12 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 要約:特発性心室細動例のなかに, 早期再分極を呈する例がまれではないことが明らかになった. 心電図における早期再分極は危険1生の少ない非特異的ST上昇として扱われてきた-実験的には早期再分極は致死性不整脈の発症のリスクであることが報告されているが, 臨床例では明らかでなかった. そこで, 我が国の2施設を含めた世界の22施設から特発性心室細動で救命され, 早期再分極を呈する206例が収集されデータ解析がなされた. 早期再分極の定義は, 下壁あるいは側壁誘導にて, QRS-ST接合部で0.1mV以上のST上昇でQRSのnotchが認められる場合とした. V1-V3での早期再分極は, Brugada症候群あるいは右室異形成に伴うため除外された. 年齢, 性別, 日常活動度をマッチングさせた412例を対照群とした. 早期再分極は心室細動例で31%と対照群の5%に比べ高率であった. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |