Japanese | |
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Title | III Pleth variability index(PVI)は脈圧の呼吸性変動の指標となるか? |
Subtitle | 文献紹介 |
Authors | 外須美夫 |
Authors(kana) | |
Organization | 九州大学医学研究院麻酔・蘇生学 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 29 |
Number | 3 |
Page | 276-276 |
Year/Month | 2008/12 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 筆者らはMasimo社製パルスオキシメーター装置が提示するPleth variability index(PVI)の臨床的有用性を評価した. PVIは与えられた時間内のプレシスモグラム波形の最大幅と最小幅を測定し, その差を自動的にパーセントでオンライン表示したものである. よって, PVIはパルスオキシメーター波形振幅の呼吸性変動を表示することになる. 筆者らは, PVIが実際に動脈圧波形から得られる呼吸性の脈圧変動に近似するかどうかを麻酔中の患者で検討した. 25人の心臓手術予定患者から, 直接動脈圧波形とパルスオキシメーター波形を同時にサンプリングして解析した. 麻酔を導入したあと, 手術前の安定した時点で, 患者を仰臥水平位から, 逆トレンデレンブルグ体位(30度のヘッドアップ)とトレンデレンブルグ体位(30度のヘッドダウン)に体位変換して, 静脈還流量を変化させ, そのときのPVIと∠脈圧の相関を検討した. 75回の測定結果から, PVIと∠脈圧は強い相関(r=0.72;P<0.01)が認められた. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |