Japanese | |
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Title | III キセノンとセボフルランは新生児窒息モデルの脳障害を保護する |
Subtitle | 文献紹介 |
Authors | 外須美夫 |
Authors(kana) | |
Organization | 九州大学医学研究院麻酔・蘇生学 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 29 |
Number | 3 |
Page | 277-277 |
Year/Month | 2008/12 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 出生前後の低酸素と虚血イベントは周産期の有病率と死亡率に大きく関わっている. 筆者らは, 吸入麻酔薬のキセノンとセボフルランは無痛分娩に使用可能であることから, これらの吸入麻酔薬を単独にあるいは併用して使用することで周産期の障害が抑制される可能性を検討した. 本研究は, 純粋神経細胞あるいは神経細胞とグリア細胞の共培養を用いたin vitro実験と, 脳虚血モデルを用いたin vivo実験の2つから成っている. キセノンとセボフルランによるプリコンディショニングを行った24時間後に培養細胞を酸素-グルコース欠乏状態にした. 細胞死は乳酸脱水素酵素の放出あるいは染色法で評価した. フォスフォイノシタイドー3-キナーゼ(PI3K)シグナリングの保護効果を拮抗薬を使って検討した. In vivo実験では, キセノンとセボフルランによるプリコンディショニングを行った4時間後に出生時窒息を起こさせ, 7日後に脳梗塞サイズを, 30日後に神経筋機能を評価した. また, プリコンディショニングにおけるリン酸化cycliciAMP反応素結合蛋白を免疫ブロッティングで評価した. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |