Japanese
Title(質問)肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断と治療法についてご教示下さい(栃木県:R.K.)
Subtitle質疑応答
Authors安藤太三
Authors(kana)
Organization藤田保健衛生大学医学部心臓血管外科
Journal循環制御
Volume29
Number3
Page280-284
Year/Month2008/12
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「はじめに」肺血栓塞栓症は下肢や骨盤内の深部静脈にできた血栓が, 肺動脈を閉塞して発症する. 発症2週間以内の症例が急性とされる. 肺血栓塞栓症は深部静脈血栓症の合併症ともいえ, これらは静脈血栓塞栓症として1つの連続した病態ととらえられている. 本症は我が国においても生活様式の欧米化, 高齢者の増加, 疾患に対する認識および診断法の向上に伴い, 最近増加している救急疾患である1). そのうえ欧米では虚血性心疾患, 脳血管疾患に次ぐ三大疾患の1つとされている. 一般外科・産婦人科・整形外科などの術後で安静臥床が長くなった患者では, 注意しなくてはならない術後合併症の1つでもある2). また, エコノミークラス症候群や地震後の意外な2次災害としてマスコミも注目した疾患である. 今回肺血栓塞栓症と深部静脈血栓症にわけて, その病態・診断法と治療法について述べる. 肺血栓塞栓症A. 病態主たる病態は急速に出現する右心不全および低酸素血症であり, 肺梗塞は約10〜15%に合併する.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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