Japanese | |
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Title | (質問)EBMに使用される統計手法になじめません. 何かよい方法はありませんか (回答)それほどなじむ必要はありません (和歌山県:R.M.) |
Subtitle | 質疑応答 |
Authors | 名郷直樹 |
Authors(kana) | |
Organization | 社団法人地域医療振興協会東京北社会保険病院臨床研修センター |
Journal | 循環制御 |
Volume | 30 |
Number | 2 |
Page | 111-113 |
Year/Month | 2009/12 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 『回答の前に』 EBMを実践する上で英語の壁と並ぶ最大の敵が, 質問にもある統計学の壁である. しかし, 英語の壁に比べて, 統計学の壁に対する処方は簡単だ. 一言で言うと以下のようなことである. 「臨床家は統計学になじむ必要はない」 まずはっきりさせておきたいのはこのことである. 臨床家は統計学になじむ必要はない. むしろ臨床家として, 統計学に違和感を感じながら, 個別の患者にエビデンスをどう使っていくのか, そこに集中することが重要である. 相対危険, 治療必要数, 有意差検定, 信頼区間などの統計学的な用語がすんなり入ってくるようでは, むしろ臨床家としての考え方に問題があるのかもしれない. 統計学的な考えがすんなり受け入れられ, この質問が問われないところにこそ大きな問題がある. 『臨床家のリテラシーとしての統計学』 なじむ必要はないとは言っても, 論文の一般的な結果の解釈が統計学的にできないようではどうにもならない. なじむ必要はないが, 一般的な知識として, あるいは臨床家のリテラシーとして, 統計学を理解することは当然のことでもある. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |