| Japanese | |
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| Title | 神経性循環制御: an update |
| Subtitle | 特集 循環制御の基礎の進歩 |
| Authors | 桑木共之 |
| Authors(kana) | |
| Organization | 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科統合分子生理学 |
| Journal | 循環制御 |
| Volume | 30 |
| Number | 3 |
| Page | 142-148 |
| Year/Month | 2009/5 |
| Article | 報告 |
| Publisher | 日本循環制御医学会 |
| Abstract | 「はじめに」循環や呼吸を調節する神経系は, 外部環境の如何に拘らず内部環境を一定に保つというホメオスタシスの役割を, 意識にのぼらず自動的(自律的)に行うものとして理解されてきた. そしてこの一定の内部環境の事を正常値(たとえば正常血圧などと)呼ぶ. しかし, これはあくまで仮想的な安静時にあてはまる値であり, 睡眠・覚醒・運動・ストレスなど, 様々な状況においては安静時とは異なる「正常値」がリセットされる. 睡眠時に血圧が低下するのは正常であり, 運動時に筋血流量の増加が許容されなければ異常である. 我々の日常生活は安静状態からは程遠く, むしろ様々な動揺に満ちている. 「ホメオダイナミクスを担う神経伝達物質」循環のホメオスタシスを維持する下部脳幹の神経回路については過去30年の間に研究が飛躍的に進んだ1). 循環や呼吸などの自律機能のホメオスタシスは下部脳幹(橋・延髄)の神経機構で維持されている. |
| Practice | 基礎医学・関連科学 |
| Keywords | |