Japanese | |
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Title | 周術期におけるβ遮断薬の意義と可能性 |
Subtitle | 特集 循環制御のモニター・治療の進歩 |
Authors | 尾前毅 |
Authors(kana) | |
Organization | 鹿児島大学医学部麻酔・蘇生科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 31 |
Number | 1 |
Page | 14-21 |
Year/Month | 2010/7 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「はじめに」β遮断薬は心血管疾患(高血圧, 虚血性心疾患, 頻脈性不整脈, 心不全等)で最も多く使用されている薬剤の1つである. β遮断薬の臨床使用から半世紀が経過し, 新しいβ遮断薬の開発とともに様々な臨床評価が行われ, β遮断薬の置かれている立場も変わりつつある. Ca拮抗薬, アンジオテンシン変換酵素阻害薬, アンジオテンシンII受容体拮抗薬が開発され, それまでの生理的作用を中心に考える位置づけからEBMに基づく心血管イベントの抑制を中心に据える位置づけが主流となってきているからである. 本稿では, EBM時代における周術期のβ遮断薬の使用法について述べる. 「降圧薬としてのβ遮断薬」β遮断薬は交感神経を抑制する降圧薬として臨床応用され半世紀以上経過する薬剤であるが, 日本高血圧学会の監修した高血圧治療ガイドライン(JSH2009)1)において, 現在でも高血圧の第一選択薬として推奨されている. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |