Japanese | |
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Title | 未来の臨床研究 大規模ランダム化比較試験の限界と克服 |
Subtitle | 総説 |
Authors | 植田真一郎 |
Authors(kana) | |
Organization | 琉球大学大学院医学研究科臨床薬理学 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 31 |
Number | 2 |
Page | 120-123 |
Year/Month | 2010/10 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「真のアウトカムを評価する大規模ランダム化臨床試験の意義」「A. ランダム化の必要性」臨床研究の目的は暴露因子や介入とアウトカムの間の因果関係の有無を評価することであるが, 両者に関連する交絡因子とその混入の結果生じるバイアスを除去する必要がある. 交絡因子の除去のためのいくつかの研究デザインや統計解析の手法が存在するがランダム化割り付けは最も有用な手法のひとつである. 観察研究においても補正やpropensity scoreの使用などで交絡因子を除去することは可能であるが, 未知の因子については対処できない. 例としてホルモン補充療法はかつて1990年代に大規模な看護師を対象としたコホート研究によって心筋梗塞のリスクを減少させると報告された1). しかし後にランダム化比較試験(Randomised controlled trial: RCT)を実施するとプラセボ群よりもむしろ心筋梗塞のリスクは高いと逆の結果になった2). |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |