Japanese
Titleストレス(たこつぼ)心筋症の自然歴と包括的な臨床像について Sharkey SW, Windenburg DC, Lesser JR, et al: Natural history and expansive clinical profile of stress (Tako-Tsubo) cardiomyopathy. J Am Coll Cardiol 2010; 55: 333-41.
Subtitle文献紹介 II
Authors野々木宏
Authors(kana)
Organization国立循環器病研究センター, 編集部
Journal循環制御
Volume31
Number2
Page157-158
Year/Month2010/10
Article抄録
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「要約」: 病態は均一ではなく, 塞栓症状が見られるためMRIによりスクリーニングすることが推奨される. ストレスが誘因となる心室バルーニング(たこつぼ様)を伴った可逆性の心機能低下は近年欧米でも認知され始めた. その急性期病態を含め臨床像を広く認識するために米国2病院における136例の連続症例が検討された. 女性が96%, 50歳以下の若年者が10%, 精神的なストレス後の発症は64例, 肉体的なストレスは57例(薬物あるいは侵襲的治療後22例), 11%は誘因無く発症していた. MRIでの心臓収縮機能異常は急速に改善するが, 5%では改善が2ヵ月以上遅延した. 左室あるいは右室に血栓が5例で見られ, 2例で塞栓症状を呈した. 院内死亡は3%で, 再発が5%に見られた.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords