Japanese | |
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Title | 重大な副作用とその初期症状の見方・考え方 |
Subtitle | 講座 |
Authors | 加藤隆児*, 井尻好雄*,**, 田中一彦* |
Authors(kana) | |
Organization | *大阪薬科大学臨床薬剤学研究室, **編集部 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 31 |
Number | 3 |
Page | 187-192 |
Year/Month | 2010/12 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「はじめに」医薬品に関する企業からの情報やdataは, 薬理学的, 薬剤学的な, いわゆる学問に基づく基礎的なevidenceから構築された疑う余地のない確かなものである. 昨今, 医薬品の開発力は著しい進歩と向上を成し遂げ, 現在もなお躍進し続けている. しかし, その一方で「効果(主(の)作用)の優れた物質は, 副(の)作用も強い」という, イメージを払拭するには至ってはいない. 例えば, 抗がん薬はその代表格であり, 分子標的薬剤においても主の作用である抗腫瘍効果と副の作用である骨髄抑制は分別するには至っていない. これは, in vitro実験やin vivo動物実験などのいわゆる基礎実験の限界といわざるをえない. 手をこまねいて見ていると, 人類が過去に経験してきた幾つかの大きな薬禍が繰り返されることになるのではないだろうか. 例えば, 1995年に5-FUとsorivudineの相互作用で, 白血球減少により十数件の死亡例が発覚し, soribudineは自主回収され市場から撤退した事件がある. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |