Abstract | <要約>無治療の睡眠時障害呼吸は有意に死亡率が高く頻回の無呼吸低呼吸に対する臨床的認識と積極的に治療する必要性が明白となった. ウィスコンシンのPSGを用いて唾眠時障害呼吸(SDB)に対する評価が行われた集団(n=1,522)の18年間の死亡率の追跡調査を行った. 無呼吸低呼吸数(AHI)を5, 15, 30で区切りそれぞれ軽度, 中等度, 重度とした. Cox比例ハザード回帰を用いてすべての原因および心血管系の死亡率の危険性を評価した. 年齢, 性, BMIおよび他の要因を適合させたすべての原因の死亡率はSDBの重症度に伴い有意に増加した. 適合させた危険率(HR, 95% CI)は重度のSDBではSDBのない例に比べて3.0(1.4, 6.3)であった. CPAP治療例を除くと適合させたHRは3.8(1.8, 9.0)であった. 心血管系の適合させたHRは5.2(1.4, 19.2)であった. この結果は日中の眠気について考慮しても変わらなかった. 無治療の睡眠時障害呼吸は有意に死亡率が高いという今回の結果は頻回の無呼吸低呼吸に対する臨床認識を高め積極的に治療する必要性を明らかにしている. |