Abstract | 2010年4月より名古屋大学心臓外科上田教授の御高配によりバーミンガムこども病院(写真1)で勤務しております. 3年前の夏休みを利用してバーミンガムこども病院を見学し, そのとき毎日当たり前のようにNorwood手術やJatene手術を行っている様子を見て, 是非この病院で研修したいと思い, 当院心臓外科のMr.Brawn(英国では外科医はDrではなくMr.の敬称を用います)にお願いしたところ, 以外に非常に前向きな返事を頂いて, IELTS, PLAB1&2というアメリカでのUSMLE Step1&2に似た試験をclearするのに2年ほどかかった後, なんとか昨年の春より, こども病院でregistrar(clinical fellow)として働いております. イギリスでは1997年にBristol affairという事件が起きて以来, 医療とくに心臓外科についてのquality controlが非常に厳密に行われております. 現在では大人の心臓外科医については手術の個人成績をインターネット上でみることができますし, 小児心臓外科についてもすべての病院の成績をインターネット上でみることができます. |