Japanese | |
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Title | 虚血性心筋症に対してCABGのみとCABGに左室形成を加えた治療の無作為比較試験(STICH試験) |
Subtitle | 文献紹介 I |
Authors | 夜久均 |
Authors(kana) | |
Organization | 京都府立医科大学大学院医学研究科心臓血管外科学 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 32 |
Number | 1 |
Page | 47-47 |
Year/Month | 2011/4 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「要約」: 虚血性心筋症に対してCABGに左室形成を加えることは死亡率や心事故による入院の減少に寄与しなかった. 2002年から2006年の間にLVEF 35%以下, CABG可能な冠疾患を有し, かつ左室形成が可能な前壁中隔の機能低下を有する1,000例の患者を無作為に割り付けた. プライマリー・アウトカムは全死亡と心事故による入院の複合エンドポイントとした. フォローアップ期間の中央値は48ヵ月であった. 左室形成によって収縮期末容積は19%減少した. それに対してCABG群では6%の減少にとどまった. 心症状と運動耐容能はどちらの群でも改善を認めた. しかしながらプライマリー・アウトカムはCABG群で58%, 左室形成追加群59%とその頻度は両群で差がなかった. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |