Japanese
Titleオーストラリアの小児院外心停止の疫学
Subtitle文献紹介 II
Authors岡田和夫
Authors(kana)
Organization日本蘇生協議会
Journal循環制御
Volume32
Number1
Page49-49
Year/Month2011/4
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract小児の院外心停止は呼吸がもとであり, 成人より予後が悪いという報告がアメリカから出ている, しかし反対に成人より良好な成績を最近Atkinsらが出した. オーストラリアでの小児の院外心停止のデータを1999年10月から2007年6月までの209例の小児の院外心停止例での分析をした. 救急救命士が現場に到着した時に心停止という例をまとめた. 209例中16例には蘇生が行われなくて, 193例の16歳以下の統計である. 143例(74%)は心静止, 36例(18%)はPEA, 14例(7%)がVFであった. 全体のうち49人が病院到着時に自己心拍が見られ, うち14例(7%)が生存退院できた. 自己心拍が戻らなかった症例の138例のうち120例はその後も蘇生を続けるため病院に転送され1例(0.9%)のみが助かった. 生存の割合は, VFでは35%(5/14)であるのに対し, ほかのリズムでは4%(10/179)であった.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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