Japanese
Title心停止後の軽度低体温法が院内死亡率を減らす
Subtitle文献紹介 II
Authors岡田和夫
Authors(kana)
Organization日本蘇生協議会
Journal循環制御
Volume32
Number1
Page49-50
Year/Month2011/4
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract心停止で自己心拍が回復しても意識が回復しない時に軽度手体温法を施行するのは2005, 2010ガイドラインで推奨されている. この論文では日常のICUで低体温をルーチンに行っている施設で実際に効果があるかを検討した報告である. 院外心停止を対象としてオランダの病院のICUで低体温法を行っているすべてを網羅した. 13,962症例が心停止で, ICUに収容された人を対象にし, この中から検討事項をクリアー出来た5,317例が解析の対象になった. その分類では低体温施行以前の症例が1,547例で, 低体温施行例が3,770例であった. 低体温法は直ちに32〜34度を12時間から24時間施行のプロトコールを採用した. 低体温法は各施設が日常行っている方法に任せた. 低体温法の導入でICU滞在日数が1日長引いたが病院滞在日数は変わらなかった. 低体温療法が施行されない時の体温は35.5〜37.8度で, 低体温施行例では33.0〜36.4度であった.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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