Japanese
Title急性非代償性心不全患者におけるループ利尿薬の使用法
Subtitle文献紹介 III
Authors北本史朗
Authors(kana)
Organization九州大学大学院医学研究院先端心血管治療学講座
Journal循環制御
Volume32
Number1
Page50-50
Year/Month2011/4
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstractループ利尿薬は急性非代償性心不全の治療に必須であるが, その使用法についての前向きデータはわずかである. 本研究は, 308人の急性非代償性心不全患者に対してフロセミドを12時間毎に静注または持続点滴, 低用量(入院前の経口投与量)または高用量(2.5倍量)投与により入院初期48時間を管理した前向き二重盲検無作為化比較試験である. 主要評価項目は72時間後までの患者の全般的な自覚症状と血中クレアチニン(Cr)値の平均変化であった. 静注と持続点滴との比較では, 症状, Cr値の変化ともに有意差はなかった. 低用量と高用量との比較では, 高用量群で症状が改善傾向ではあったものの有意差はなく, Cr値の変化にも有意差はなかった.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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