| Japanese | |
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| Title | (質問)抗血小板薬の副作用についてご教示下さい (大阪府: S.I.) |
| Subtitle | 質疑応答 |
| Authors | 加藤隆児 |
| Authors(kana) | |
| Organization | 大阪薬科大学臨床薬剤学研究室 |
| Journal | 循環制御 |
| Volume | 32 |
| Number | 1 |
| Page | 61-62 |
| Year/Month | 2011/4 |
| Article | 報告 |
| Publisher | 日本循環制御医学会 |
| Abstract | 「質問(1): 脳梗塞時に使用されるお薬で, 脳梗塞を起こすものがあるのですか?」本学会誌においても, 第31巻第3号で講座として「重大な副作用とその初期症状の見方・考え方」が取り上げられ, その中で紹介している通り, 脳梗塞時に使用されるお薬で血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)を起こすものがあり, 結果として, 脳梗塞時に使用される薬物により, 脳梗塞が惹き起こされる場合がある. 代表的薬物としてはticlopidineが有名である. Ticlopidineは発売当初, 脳梗塞の効能のみであった. この時点では, TTPで脳梗塞が悪化してもticlopidineが効かなかったものと思われていた. その後, 心臓に対する効能が認められたときに, 脳梗塞が発生しTTPが発覚した. TTPとは, 全身の細小血管の内皮に何らかの障害が生じた場合, 血管の粗面化が起こり, ここに血小板が凝集することにより, 血小板が消費されてしまい出血傾向となる. |
| Practice | 基礎医学・関連科学 |
| Keywords | |