Japanese | |
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Title | 心肺蘇生法ガイドライン2010 |
Subtitle | 総説 |
Authors | 野々木宏 |
Authors(kana) | |
Organization | 国立循環器病研究センター心臓血管内科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 32 |
Number | 2 |
Page | 80-89 |
Year/Month | 2011/8 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「はじめに」2010年に, 世界同時に心肺蘇生法(CPR)のガイドラインが発表され, 我が国からもJRC(日本蘇生協議会)ガイドライン2010が発表された. これらは国際組織によるコンセンサス作りから生まれたものである. 2000年の国際ガイドライン発表以来, 市民や医療従事者によるCPRを簡便化し普及啓発が行われた. しかし, 世界的になお院外心停止の救命率は低く, CPRの実施率もなお低い. そのため今回の改訂では, 50年ぶりにCPRの手順の変更があり, より重要で簡便にスタートできる胸骨圧迫から開始となった. このエビデンスを提供したのは我が国からの発信によるところが大きい. 本稿では, 世界共通の勧告であるCoSTRから各ガイドラインがほぼ同一内容で同時発表された. しかし, それぞれの地域の状況などにより若干内容が異なるところもある. 主にJRCガイドラインの内容を紹介しながら, 違いを解説したい. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |