Japanese | |
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Title | 循環血流障害による血管内皮細胞脱落とprogenitor cells |
Subtitle | 特集 心・血管系における炎症と再生 |
Authors | 都築通孝, 市川崇, 田村哲也, 足立裕史, 松田直之 |
Authors(kana) | |
Organization | 名古屋大学大学院医学系研究科救急・集中治療医学分野 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 32 |
Number | 3 |
Page | 131-138 |
Year/Month | 2011/12 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「はじめに」 血管内皮の機能と疾病の関連に関しては, 血液凝固や出血の諸問題を念頭においた血液学や血栓形成の結果生じる臓器虚血を念頭においた循環器学といった分野において研究されてきたが, 近年では炎症やその原因となっている自己免疫疾患の一部, 感染の観点やそれに引き続いて生じる急性呼吸窮迫症候群や敗血症/敗血症性ショックなどの分野でも研究がされるようになった. 循環器学領域では, 血管内皮機能は粥状動脈硬化や血管内に留置したステントの再狭窄または血栓による再閉塞といった諸問題とともに議論されている. 特に血管内皮細胞脱落という現象に関しては動物実験を含め, 報告は決して多くない1〜3). その一方で冠動脈の血栓形成による突然死の解析にて約40%がプラークの破綻を伴わない内皮のびらんにより生じていたとする報告もあり4), 臨床的に重要なものであることが示唆される. In vitroの研究においては血管内皮細胞脱落の理由として, zymosanやIL-1により活性化された血管内皮細胞が白血球に接触することにより生じることが示されている5, 6). |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |