Japanese
Title中心血圧の推定
Subtitle総説
Authors宮下洋
Authors(kana)
Organization自治医科大学健診センター, 自治医科大学循環器内科
Journal循環制御
Volume32
Number3
Page164-171
Year/Month2011/12
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「緒言」 末梢動脈における脈圧の増幅現象(amplification)によって末梢収縮期血圧が中心大動脈収縮期血圧より高くなる事実は, 循環生理学の教科書的知識としてもよく知られている1, 2). しかし, 高血圧の臨床においては, 脈波波形解析(pulse wave analysis;PWA3))による中心血圧評価を取り入れた大規模介入研究CAFE study4)で, 降圧薬の種類により中心血圧降圧度が異なることや中心(大動脈)血圧が末梢(上腕カフ)血圧よりも高血圧における予後予測能に優れることが報告されたのを機に, 近年漸く中心血圧評価の重要性が認知されるようになった. その後, 複数の中心血圧推定装置が市販され, 同様のエビデンスが蓄積されてきており, 降圧治療の新たなターゲットとしても注目されるに至っている. これらの装置から得られる中心血圧は, あくまで推定である以上, その方法の精度評価の問題は避けられない.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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