Japanese | |
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Title | 薬剤溶出性ステントを用いたPCIの進歩 |
Subtitle | 総説 |
Authors | 木村剛 |
Authors(kana) | |
Organization | 京都大学循環器内科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 33 |
Number | 1 |
Page | 2-12 |
Year/Month | 2012/4 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「はじめに」 従来PCI(Percutaneous Coronary Intervention)の最大の問題点は新生内膜増殖による再狭窄であった. 第一世代の薬剤溶出性ステント(DES), すなわちSirolimus溶出性ステント(SES)とPaclitaxel溶出性ステント(PES)は, ともに無作為追試験(Randomized controlled trials:RCT)あるいは実地臨床のレジストリーにおいて著明な再狭窄抑制効果を示した. しかしながらDESの開発の当初から, 著明な新生内膜増殖抑制効果は諸刃の刃であり, 血管内皮細胞の再生遅延はステント血栓症の増加を招くのではと懸念されていた. しかしながら8〜9ヵ月の中期的な追跡が行われた臨床治験においては, SESもPESもそれぞれの対照のベアメタルステント(BMS)と比べ, ステント血栓症の頻度の増加を認めず, 有意の再狭窄抑制効果を証明し, 米国さらに日本において薬事承認された1, 2). |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |