Japanese | |
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Title | 改正臓器移植法施行後の心臓移植の現況 |
Subtitle | 総説 |
Authors | 五條理志 |
Authors(kana) | |
Organization | 京都府立医科大学大学院医学研究科人工臓器・心臓移植・再生医学講座 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 33 |
Number | 1 |
Page | 20-26 |
Year/Month | 2012/4 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「はじめに」 1967年に南アフリカで心臓移植が初めて行われ, 翌年の1968年に札幌医科大学にて日本での第一例目の心臓移植が行われた. 後に和田移植と呼ばれるこの第一例目の倫理的な問題, Due Processの問題などが大きな障害となって, 我が国においては心臓移植が再開されるには, その後31年, 1999年2月まで待たなければならなかった. 再開までの道のりの困難さはその長さばかりでなく, 関係者の尽力は語り尽くせない程に大きく, 1997年10月に“臓器の移植に関する法律”が制定されるまでには, 忍という心なくしては通ることは出来なかったであろうと推察される. 2009年には, 世界の中で厳しすぎる条件を有する臓器移植法が改正され, 翌年2010年7月17日に改正法1)が施行されるに至った. 改正法が施行されるまでには, 86人の脳死ドナーからの臓器提供が行われ, 69症例の心臓移植手術が実施された(図1). |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |