Japanese | |
---|---|
Title | (質問)薬物血中濃度測定(Therapeutic Drug Monitoring;TDM)についてご教示下さい (大阪府:Y.I.) |
Subtitle | 質疑応答 |
Authors | 加藤隆児 |
Authors(kana) | |
Organization | 大阪薬科大学臨床薬剤学研究室 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 33 |
Number | 1 |
Page | 49-52 |
Year/Month | 2012/4 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「TDMの意味について教えてください?」 TDM(Therapeutic Drug Monitoring)は治療的薬物モニタリングと言われている. 薬物の血中濃度を知ることにより, 薬物が患者個々に最適な血中濃度となるための解析を行い, 投与量や投与間隔を設定して, 薬物治療における患者の利益を最大にすることが挙げられる(individualization:個別化). また, 不必要な薬物の投与, プアーコンプライアンスやノンコンプライアンスを防止するためにも利用される. なお, コンプライアンスという言葉は, 近年患者が積極的に治療方針の決定に参加し, その説明に同意して治療を受けることを意味するアドヒアランスという言葉が使用されている. このような背景から, 近年, 治療的薬物マネージメント(Thera-peutic Drug Management)に変貌しつつある. 「どのような薬物が測定されるのですか?」 ・有効血液中濃度範囲が狭く, 死に繋がるような重篤な副作用があるもの. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |