Japanese | |
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Title | ステージDの新しい治療戦略 -植え込み型補助人工心臓と内科医の関わり- |
Subtitle | 特集 重症環境不全の先進医療Up To Date |
Authors | 絹川弘一郎 |
Authors(kana) | |
Organization | 東京大学大学院医学系研究科重症心不全治療開発講座 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 33 |
Number | 2 |
Page | 61-66 |
Year/Month | 2012/8 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「はじめに」 AHA/ACCの慢性心不全治療ガイドラインが改定され, ステージDという分類が追加されたことは近年の重症心不全に対する治療の著しい進歩と軌を一にするところが大きい. これまでに収縮不全に対してエビデンスを集積してきた治療はその多くがステージCまでの心不全治療として標準化され, ステージDは薬物療法と心臓再同期療法のnonresponderという位置づけである. すなわち, 現時点においてはステージDの心不全に対してエビデンスを有する治療は補助人工心臓と心臓移植しかないことになる1). 心臓移植という観点では2010年7月来改正臓器移植法が施行され, 年間40症例弱の心臓移植が行われるようになったが, 臓器移植ネットワークへの登録患者数は増加傾向であるとともに, 後述するようなVAD術後の生存率向上もあいまって, これまで900日前後であった移植までの待機日数が今後とも短縮される見込みは乏しく, むしろ延長するのではないかとさえ思われる. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |