Japanese | |
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Title | 慢性心不全のICTによる遠隔モニタリング(HOMES-HF) |
Subtitle | 特集 ITを用いた血行動態モニタリング |
Authors | 野出孝一 |
Authors(kana) | |
Organization | 佐賀大学医学部循環器内科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 33 |
Number | 2 |
Page | 80-82 |
Year/Month | 2012/8 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「背景」 心不全は先進国に共通した公衆衛生上の重大な問題である. 米国では1979年から2006年の間に心不全による入院が175%増加し, 年間302億ドルが費やされている. 心不全にかかるコストの60〜70%は入院診療に要するとされるが, 心不全による入院の44%は退院後6ヵ月以内の再入院である. 反復する入院は, 家族, 医療・介護現場, 行政にとって大きな負担課題となっており, 心不全の再入院を予防し入院期間を減少させることが急務となっている. 「研究の目的」 本邦でも看護師の訪問や電話により再入院を防ぐ試み(J-HOMECARE)が進行中であるが, この研究では月に2回の訪問と月に1回の電話による指導を行う. 心不全増悪の予防には毎日の自己管理が重要であるが, 再入院する患者の多くは高齢であり独居や老々介護など, 月に1回程度の外来診療で安定した状態を長期間維持することが困難な状況にある. 米国では, 電話回線を通じて体重管理を毎日行うことで契約者の再入院率と医療費の削減を達成している企業が存在する. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |