Japanese | |
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Title | 巻頭言 麻酔科医療における安全性確保のために |
Subtitle | |
Authors | 古家仁 |
Authors(kana) | |
Organization | 奈良県立医科大学附属病院 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 33 |
Number | 3 |
Page | 149-149 |
Year/Month | 2012/12 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 2012年6月, 第59回日本麻酔科学会を「今一度, チーム医療を考える」というテーマで主催させていただきました. 麻酔科医療におけるチーム医療を再度考えてほしい, これからの麻酔科医療の方向性を考えてほしい, という意味を込めての開催でした. 従来麻酔は始めから終わりまで, 麻酔の準備から患者退室まで一人で完結する, というように教育されてきました. しかし医療安全の面から考えるとこれほど危険なことはありません. 医療を単独で行うということは, 例えば間違った薬剤を投与した場合, また薬剤は間違っていなくても希釈率を間違えていた場合, 投与する前にその間違いに気がつかなければそのまま患者に投与することになってしまい, 投与後想定した反応ではない状況が生じて初めて気づく, というような事態も起こり得ます. 薬剤の種類によっては致命的な状況も起こります. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |