| Japanese | |
|---|---|
| Title | ビタミンDとレニン・アンギオテンシン系 |
| Subtitle | 総説 |
| Authors | 奥野仙二 |
| Authors(kana) | |
| Organization | 白鷺診療所内科 |
| Journal | 循環制御 |
| Volume | 33 |
| Number | 3 |
| Page | 177-183 |
| Year/Month | 2012/12 |
| Article | 報告 |
| Publisher | 日本循環制御医学会 |
| Abstract | 「はじめに」ビタミンDは, 骨・ミネラルの代謝に重要な役割を演じていることはよく知られている. しかし, ビタミンD受容体は, 骨・ミネラルの代謝に関与している腸管, 腎臓, 副甲状腺, 骨以外にも, 血管, 皮膚, 免疫細胞, 膵臓, 脳, 神経など種々の臓器に存在している. これらのことを含め, ビタミンDには, 骨・ミネラル代謝に対する古典的作用以外に, 非古典的な作用を有していることが明らかになってきている(表1)1). ビタミンDの非古典的な作用としては, 免疫調節作用, 抗菌防御作用, 生体異物解毒作用, 抗癌作用などがあげられる. 本稿ではビタミンDの非古典的作用の1つとして, レニン・アンジオテンシン系(RAS)とビタミンDの関連について述べる. 「ビタミンDの代謝」ビタミンDには側鎖構造の異なるビタミンD2〜D7が存在するが, ヒトにおいて重要なビタミンDはビタミンD2(エルゴカルシフェロール)とビタミンD3(コレカルシフェロール)である. |
| Practice | 基礎医学・関連科学 |
| Keywords | |