Japanese | |
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Title | 心停止後症候群(Post-Cardiac Arrest Syndrome) |
Subtitle | 総説 |
Authors | 相引眞幸, 馬越健介, 大坪里織, 菊池聡, 松本紘典, 大下宗亮, 西山隆 |
Authors(kana) | |
Organization | 愛媛大学大学院医学研究科救急侵襲制御医学講座 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 33 |
Number | 3 |
Page | 184-188 |
Year/Month | 2012/12 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「はじめに」心肺蘇生術における病態としての, 「心停止後症候群」(Post-Cardiac Arrest Syndrome)について, 循環制御領域における話題として, この言葉が提唱された背景や, 心停止後自己心拍が再開した際の集学的治療の概要を述べる. 心肺蘇生後自己心拍が再開した状態は, ロシア研究者であるNegovskyにより, 1972年に蘇生後病として報告されている1). 彼はこの時に, 既にこの状態は, 全身性の極めて複雑な病態が絡みあっており, 集学的治療が必要であると指摘している. 国際蘇生連絡協議会(The International Liaison Committee on Resuscitation: ILCOR)は, Negovskyの報告以来, 約40年後の2008年に, この蘇生後病と呼ばれていた状態を, 心停止後症候群と定義した. その背景には, 自己心拍再開後も行われる, 人工呼吸や輸液管理も蘇生術であり, 蘇生後病と言う表現が曖昧であった点がある. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords | 疫学, 心肺蘇生術, 治療戦略, 病態, 予後評価 |