Japanese | |
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Title | 成人先天性心疾患の問題点とその解決に向けて |
Subtitle | 総説 |
Authors | 八尾厚史 |
Authors(kana) | |
Organization | 東京大学保健・健康推進本部 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 33 |
Number | 3 |
Page | 189-195 |
Year/Month | 2012/12 |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「要旨」成人先天性心疾患(adult congenital heart disease: ACHD)患者はその総数で虚血性心疾患患者総数の半数を凌駕すると言われる. しかしながら, 病態の多彩さや個々の疾患での特異性や難解さに加え診療経験の少なさゆえに循環器内科医師の本領域に対する認識は極めて低い. さらにエビデンスレベルが低いことが, この分野の治療をより一層難しいものにしている. 多彩なACHD疾患患者群に対する治療を一口には到底述べることはできない. ここでは, ACHDに特徴的な3つの主要な病態(心不全, 肺動脈性高血圧-Eisenmenger症候群, 単心室-Fontan循環)合併時に関する基本的考え方を述べ, 今後のACHD診療の在り方に関して解説する. 「はじめに」近年の先天性心疾患(congenital heart disease: CHD)患者に対する外科的治療の進歩により95%の患者が成人化するとされている. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |