Japanese
Titleニトログリセリン, ニトロプルシッド, トリメタファンによる人為的低血圧法
Subtitle第2回循環制御研究会記録
Authors野見山正
Authors(kana)
Organization北里大学医学部麻酔科
Journal循環制御
Volume2
Number2
Page274-281
Year/Month1981/
Article報告
Publisher日本循環制御研究会
Abstractはじめに 末梢血管拡張薬の, 臨床における応用は, 3つに大別しうる. 第1に, 高血圧危機時に投与し, 正常血圧に戻そうとする場合, 第2に, 心不全患者に対して投与し, 血圧は可能な限り変動せしめずに, 心拍出量の増加と心仕事量の減少をはかる場合, 第3に, 麻酔中に正常範囲の血圧を, 意図的に正常以下に, 低下せしめる場合である. これらは, 末梢血管拡張薬を使用し, 心拍出量を増加, もしくは正常に保ち, 末梢血管抵抗を, 低下させるという点では一致するが, 血圧を, どの程度に調節するかでは, すべて異なる. また, 投与時の体内での, ストレスホルモンの量も異なり, 同じ薬物でも, 投与量にかなりの違いをみる. 私に与えられたテーマは, 人為的低血圧について, 述べよとのことなので, 今回は, もっともよく使用されているニトログリセリン(以下TNG), ニトロプルシッド(以下SNP), トリメタファン(以下TM)の三薬につき, 比較検討しつつ, 低血圧のもっとも有効な臨床応用と, 三薬の適応につき述べてみたい.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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