Abstract | 座長 カテコールアミンの中でカルシウムの筋立胞体からの放出, 外からのカルシウムの流入に関してαの刺激がメーンロードしているとのお話を辻本先生からいただきましたので, 第2席として日高先生から「細胞内カルシウムと血管の収縮」のお話をいただこうと思います. 日高先生は三重大学薬理学教授ですが, 昭和38年名古屋大学をご卒業になり, 名古屋大学の生理系生化学大学院, そのまま生化学の助手に就任され, その後NIHへご留学, ロッシュ分子生物学研究所でも分子薬理学の分野の研究, コロラド大学の薬理学教室でDr. オースティンと一緒に研究され, 京大医学部薬理学教室助教授を経て, 53年に現職の三重大学薬理学教室の教授にご就任なさっています. 先生はカルシウム代謝を中心にした血管の動き, 血管内でのカルシウムの動きということで国際的に通ずるお仕事, また“Journal of Cyclic Nucleotide Research”その他の各種の国際的雑誌の編集委員また日本では雑誌「血管」の編集長もなさっており, 公の面でも非常に活動的であり, 薬理学会でこの面で指導的な方だと思います. 先生, よろしくお願いいたします. |