Japanese
Titleフリーラジカルの臨床的効果についてお教え下さい?
Subtitle質疑応答
Authors坂本真人*, 木下和彦*, 鶴原由一*, 徳永皓一*
Authors(kana)
Organization*九州大学心臓外科
Journal循環制御
Volume12
Number1
Page166-168
Year/Month1991/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract最近, 活性酸素を初めとするフリーラジカルと様々な疾患との関連性が注目されており, 白血球, 虚血再導流障害, 癌, 炎症, 呼吸器障害, 放射線障害などその範囲は多岐にわたっている. フリーラジカルとは最外軌道に対をなさない電子を有する分子の総称であり, フリーラジカルの中で特に問題にされるのは活性酸素である. 活性酸素は酸素を含むフリーラジカルの事で, superoxide anion radical(O2), 過酸化水素(H2O2), hydroxyl radical(OH・), 一重項酸素(1O2)とこれらと脂質との反応から生じる過酸化脂質(LOOH), peroxyl radical(LOO・), alkoxy radical(LO・)などが含まれる. これらの分子は非常に反応性が強く, 発生した現場において他分子の水素を引き抜く酸化反応を惹起する. 特に不飽和脂肪酸はこの反応を受け易く, その結果過酸化脂質が生成される. 細胞膜に脂質過酸化がおこると細胞膜の組成が変化し, 膜流動性の低下, 膜酵素の活性低下などをもたらし細胞に有害に作用する. 生理的状態においても生体内ではミトコンドリア, アラキドン酸カスケードなどにおいて活性酸素は産生されているが, 細胞はsuperoxide dismutase(SOD), catalase, glutathione peroxidaseなどのfree radical scavengerやα-tocopherol, ubiquinoneなどの抗酸化剤を有しており, 活性酸素の有害性に対処している.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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