Japanese
Title心不全評価のための運動負荷法の選択
Subtitle特集 シンポジウム [I] 運動能から見た心不全〈第2回循環器セラピューティックフォーラムから〉
Authors武者春樹, 山本雅庸, 田辺一彦, 村上正博
Authors(kana)
Organization聖マリアンナ医科大学第2内科
Journal循環制御
Volume14
Number4
Page435-438
Year/Month1993/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「はじめに」心不全の評価は, 症状によるNYHA心機能分類が一般に用いられてきたが, NYHA心機能分類をはじめとする自覚症状による評価は客観性に乏しく多くの問題を含んでおり, 客観的指標による心不全の評価が必要となってきた(表1). NYHA心機能分類に評価される自覚症状が, 心不全によるものか, 他の臓器に由来するものなのか判別できないこと, また, 自覚症状は個人差が大きいことも問題となる. 一方, 客観的評価法として運動負荷試験を用いて各種の指標を測定することがなされている. 従来は, 運動耐容能として, 運動時間や運動時の自覚症状が指標として使われ, また, 心臓超音波, 核医学や侵襲的方法による血行動態指標の測定や最近は呼気ガス分析を用いる方法もとられている. これらの検査も自覚症状と同様に, 患者の背景にある内的および外的要因の影響をうけ, また試験の手技による制限を受けた中での評価となっている.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

【全文PDF】