Japanese
Title血管拡張薬の運動能に及ぼす影響
Subtitle特集 シンポジウム [I] 運動能から見た心不全〈第2回循環器セラピューティックフォーラムから〉
Authors小池朗
Authors(kana)
Organization東京医科歯科大学医学部附属病院霞ヶ浦分院
Journal循環制御
Volume14
Number4
Page445-447
Year/Month1993/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「はじめに」健常者の運動能は心機能, 運動筋での代謝, 呼吸機能などの総合によって決まるが, 心不全の場合は運動時の心機能すなわち運動筋への酸素輸送能の程度に大きく影響される. 心不全に対する血管拡張薬の投与は, 安静時には好影響をもたらすことが知られているが, 運動時の心機能あるいは運動能におよぼす影響に関しては十分に解明されていない. 軽度もしくは中等度の心不全を有する外来通院患者の場合, 血管拡張薬が安静時の心機能より日常の活動能力, 体動時の呼吸困難の改善にどれだけ影響をおよぼすかの方がむしろ重要である. 今回代表的な血管拡張薬であるACE阻害薬(enalapril), α受容体遮断薬(bunazosin), 硝酸薬(isosorbide dinitrate)の心疾患患者の運動能に対する影響を, 呼気ガス分析および心機能の面から比較検討を行った. 「方法」NYHA機能分類II度およびIII度の心疾患患者を対象とした.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

【全文PDF】