Japanese
Title循環器調節に対するタキキニン・ペプチドの関与
Subtitle講座
Authors高野行夫, 中山靖久, 神谷大雄
Authors(kana)
Organization福岡大学薬学部薬理学
Journal循環制御
Volume15
Number2
Page283-286
Year/Month1994/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「はじめに」substance Pは, 11個のアミノ酸よりなるペプチドで, 1次求心性繊維, 特に痛覚情報を伝える1次知覚神経の伝達物質として知られている. substance Pに代表されるタキキニン・ペプチドは, 最近の研究から哺乳動物では substance Pの他にneurokinin A, neurokinin B, neuropeptide K, neuropeptide γの4つが新たに発見, 同定されている. これらのタキキニン・ペプチドはC末端に共通のアミノ酸配列を持ち, 類似の生理作用を示すことが知られている. 例えば, 中枢では循環器調節, 情動行動に関与し, 末梢組織においては血管拡張, 血管を除く平滑筋の収縮, 血漿侵出, 内外分泌腺刺激, 免疫・炎症反応などの生理作用を有する. 近年の分子遺伝学的研究からタキキニン・ペプチドには2つのプレプロ遺伝子が存在することが明らかとなった.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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