Japanese | |
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Title | エリスロポエチン―自己血貯血への使用を中心に― |
Subtitle | 薬剤紹介 |
Authors | 金子達夫, 谷口興一 |
Authors(kana) | |
Organization | 群馬県立循環器病センター |
Journal | 循環制御 |
Volume | 17 |
Number | 1 |
Page | 130-134 |
Year/Month | 1996/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「はじめに」エリスロポエチン(erythropoietin:EPO)は, 赤血球系前駆細胞の分化・増殖を亢進する作用を有し, 主として腎臓で産生される糖たん白質である. EPO研究は非常に古く, 今から約100年前の1906年にCarnot & Deflandreらが造血を司る体液性因子の存在を提唱したことに始まる. 現在の遺伝子組換えEPO産生の端緒となったのは, 1977年のMiyakeら1)による再生不良性貧血患者からの純品の単離・精製である. 1985年Jacobs2)とLin3)は, それぞれ独立してMiyakeらの方法を用いてEPO遺伝子構造のクローニングに成功した. 前者は米国Genetics Institute社においてエポエチンベータとして, 後者は米国Amgen社でエポエチンアルファとして, それぞれチャイニーズハムスター卵巣細胞で大量生産された. わが国では中外製薬とキリンビール・三共がエポジン, エスポーとして開発に携わり, 1990年4月「透析施行中の腎性貧血」を適応症として保険適応発売された. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |