Japanese | |
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Title | 急性心筋梗塞の再灌流療法と予後 |
Subtitle | 特集 シンポジウム(I) 『虚血性心疾患の治療と予後』 |
Authors | 上松瀬勝男*, 長尾建**, 佐藤和義**, 斉藤穎*** |
Authors(kana) | |
Organization | *日本大学医学部第2内科, **日本大学医学部附属駿河台病院循環器科, ***日本大学医学部附属板橋病院第2内科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 17 |
Number | 3 |
Page | 322-327 |
Year/Month | 1996/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「はじめに」心筋梗塞急性期の冠血行再建法とりわけ, 血栓溶解療法と冠動脈拡張術(PTCA)は, 今日, 確立された治療法である. 急性期死亡率の減少1,2), 慢性期の心機能の改善3,4), 左室拡張末期容量の拡大防止効果5)などが報告されている. 本項では自験例の臨床成績を中心に述べると共に基本的な再灌流動物モデルの結果についても概説したい. 「実験動物モデルによる梗塞サイズ」1. 実験方法 ネンブタール麻酔開胸下にイヌの左冠動脈前下行枝の中枢側と末梢側の2ヵ所を結紮し, 中枢側を2.5時間後に, 末梢側を3.5時間後に結紮を解除し再灌流を行い, その後2.5時間再灌流を行い6時間梗塞を作成する. イヌをKCl静注にて屠殺し, 心臓を摘出し, 心尖部より1cmずつのスライスにして, TTC(Triphenyl Tetrazolium Cloride)染色を行う. 健常部はピンク色に染色されるが, 梗塞部は染色されないので両者の識別が容易である(図1). |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |