Japanese
Title難治性循環器疾患に対するアドレノメデユリンのトランスレーショナルリサーチ
Subtitle第27回総会シンポジウム『液体性因子と循環制御』
Authors永谷憲歳*, 寒川賢治**
Authors(kana)
Organization*国立循環器病センター研究所再生医療部, **国立循環器病センター研究所生化学部
Journal循環制御
Volume27
Number4
Page317-323
Year/Month2006/12
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「はじめに」アドレノメデユリン(adrenomedullin;AM)1)は副腎髄質, 血管壁のみならず, 肺, 心臓, 腎臓などの多くの組織に分布し, 血管拡張作用, 利尿, ナトリウム利尿作用2), 強心作用3), 肺血管拡張作用4), アルドステロン分泌抑制作用5)などの多くの生理活性を有するペプチドである. 血漿および組織AM濃度は心不全6), 肺高血圧7), 急性心筋梗塞8)らの病態で上昇することから, AMは循環調節因子として重要な働きを担っていると考えられる. これまで我々は, AM投与による急性心不全治療9)10), 肺高血圧治療11)12)を行ってきた. これらの試みはAMの血管拡張, 利尿作用による急性の血行動態改善効果を期待したものである(図1). 一方, 近年, AMの新たな生理作用として血管新生作用13〜16), 血管内皮細胞や心筋細胞のアポトーシス抑制作用17, 18), 骨髄細胞の末梢への動員作用が明らかとなってきた. AMとその受容体CRLR(calcitonin-receptor-1ike receptor)は虚血や低酸素刺激でその産生が促進されることを考慮すると, AM/CRLR系は虚血を修復すべく血管再生に関与していることが示唆される19, 20).
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

【全文PDF】