Japanese
TitleCoSTR(International Consensus on Science with Treatment Recommendation)2010の作成に向けて―Post-Cardiac Arrest Syndrome(PCAS)Statementについて―
Subtitle特集
Authors相引眞幸
Authors(kana)
Organization愛媛大学大学院医学研究科救急侵襲制御医学
Journal循環制御
Volume29
Number1
Page28-31
Year/Month2008/5
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「はじめに」ILCORとAHA(以下ILCOR/AHA)が2010年の蘇生ガイドラインの基本となるCoSTR(International Consensus on Science with Treatment Recommendation)2010の作成に向け作業を行っている(図1). その中で, ILCOR/AHAは心停止から蘇生された後の脳症を含めた症候群の発生の予測因子や対応策に関しても, グループを立ち上げて検討中である. 著者は, そのワーキンググループにアジア蘇生協議会の推薦を受け, 代表として参加していることもあり, 今回その経過および現状について述べる. なお, 正式な発表まで公表できない部分が多く, 読者には概要のみを提示することをご理解頂きたい. 「PCAS声明2010の必要性」以下のような理由から, この声明の必要性が理解される. 1)これまでは, CPRは自己心拍再開率の向上に精力が注がれていた. 2)心拍再開例のうち, 延命できるものは約50%. 3)その約40%は, 神経学的予後が悪い. 以上, 心拍再開と神経学的予後改善が急務であり, 心停止後症候群(post-cardiac arrest synd. )として研究し, 心拍再開後の至適管理など検討する必要性が生じた. また, その延長線上に, 治療継続の無益性についての議論も必要となったことが挙げられる.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

【全文PDF】