Japanese
TitleFluid Volume Monitoring with Glucose Dilution
Subtitle新著紹介
Authors公文啓二
Authors(kana)
Organization姫路聖マリア病院, 救急科
Journal循環制御
Volume29
Number3
Page278-279
Year/Month2008/12
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract弘前大学医学部麻酔科の石原弘規先生がテキサス大学名誉教授Giesecke先生との共著で2007年に上梓された著書である. 体液量を正確に把握し治療計画を立てることが特に重症患者では重要であるにも拘らず殆どの医師は体液量に関する正しい知識に興味を示さず, これまでの誤った教科書の記載や自分の経験と勘によって輸液計画をたてている現状がある. ブドウ糖を静注し, その希釈度から体液量を評価する方法を独自に考案し30年以上取り組んできたライフワークの成果が網羅されている. 石原先生が取り組んできたブドウ糖希釈によるinitial distribution volume of glucose(IDVG)初期ブドウ糖分布容量は中心細胞外液(ECF)を反映する. 50%ブドウ糖10mLを静脈内投与して投与前および投与3分後の血漿ブドウ糖濃度を測定して近似式にてあてはめIDVGを求める極めて簡単な方法を確立した. 裏表紙にはThe initial distribution volume of glucose(IDVG)isbelieved to be clinically relevant as a marker of cardiovascular and a fluid management in critically ill patlents---すなわち, IDVGは重症患者の心血管および輸液管理のマーカーとして臨床的意味がある.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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